Avocados from Mexico

メキシコ産アボカドとは

Avocado History

アボカドの歴史
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アボカドはその表皮と外観から「トカゲ梨」と呼ばれることがあります。アボカドの語源はアステカ語”ahuacatl”。野菜と思っている人も多いですが、アボカドは果物です。メキシコは、アボカドが栽培された最初の土地とされています。紀元前1万年前のプエブラの洞窟でアボカドの痕跡が発見されました。

古代の人々は既にアボカドの亜種について知識がありました。フィレンツェの絵文書には3種のアボカドについて書かれています。それによるとアボカドにはメキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系があります。それら3品種はすべて学術名Persea americana(タブノキ・アメリカーナ)、つまりアボカドです。

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歴史家にしてフェリペ2世の医師でもあった、サンフランシスコ ・ ヘルナンデス博士は、著書「新しいスペインの植物の歴史」で、このメキシコの植物について書いています。アボカドの木は大きく、レモンよりも幅広く強靭な濃い緑の葉がある。花は白と黄色で、大きな卵のような形の実がなる。その実の外観は黒く、中は緑でクリーミーなグリーンナッツ風味である。食べると食欲と精液量を増幅させる。種子は赤みがかった白色で鳩の卵ほどのサイズでアーモンドに似たオイルが生成される。このオイルは、発疹と傷に効く。

植民地時代にスペイン人はアボカドを他のアメリカ諸国やヨーロッパに紹介しました。19世紀の終わりから20 世紀初頭にかけて、アボカドはメキシコや西インド諸島で栽培されていました。

アボカドの歴史-画像3 その後、最初のアボカド果樹園が設立され、接ぎ木の技術伝播やフエルテ・アボカドの発見などがされます。1950〜1970年代、様々な品種の栽培が始まりました。リンコン、リンコンホール、ルーラ、グラナ、ワーツ、エランドル、フエルテ、ベーコン、クリオージョなど。最後の3つの品種は、今も一般的です。
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1963年、初めてのハス・アボカドの商業果樹園が設立されました。これらの果樹園は18,000-20,000本のアボカドを栽培する生産力を持ち、その蕾はサンタ・ポーラやアメリカのカリフォルニア州からもたらされました。これにより、ハス・アボカドの生産量は、メキシコ国内におけるフエルテ・アボカドをはじめとする他のアボカドの生産量を逆転するに至りました。

ハス・アボカドの優れた点は、その美味しさだけでなく、育てやすさ、柔軟な作物スケジュール、耐久性、輸送や保存に強い特性など様々あります。また、コンパクトなハス・アボカドの木は、同じ面積に多くの木を植えることが出来、栽培作業も容易です。

ハス・アボカド

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ハス・アボカドの作付面積の増加により、メキシコは世界最大の生産国にして世界最大の消費国になりました。2010 年にメキシコでは134,325ヘクタールの土地に1,077,505トンの収穫がありました。

世界最大のアボカド輸出国として、メキシコは2010年と2011年に359,360トンを輸出しました。これは63,408ヘクタールの畑から収穫されました。アメリカ合衆国に次いで、日本は第2位の輸出先となります。その輸出量33,429トンのメキシコ産アボカドは、日本のアボカド市場で一番の輸入元になっています。