アボカド消費と心臓発作のリスク要因

アボカド摂取と心疾患危険因子:
システマティックレビューとメタ解析1,2
Hiya Mahmassani、Esther Avendano、Gowri Raman、Elizabeth J. Johnson

健康的な生活のためには、総コレステロール(TC)、LDL-C、TC/HDL-C比、LDL-C/HDL-C比、トリグリセリドを低く抑えてHDL-Cを増やすことが望ましいとされている。TC/HDL-C比は、虚血性疾患死亡率の予測に最も効果的な変数である。

主なポイント

■ アボカドを摂取した場合、アボカドを含まない低脂肪食または中程度脂肪食を摂取した対照群に比べ、統計的に有意なHDL-C値の上昇とTC/HDL-C比、LDL-C/HDL-C比の低下が見られた。
■ ベースラインの心血管代謝リスクが高い被験者にアボカドを摂取させたところ、摂取しない場合に比べ、統計的に有意なHDL-C値の上昇とTC/HDL-C比の低下が見られた。
■ アボカドの摂取による体重の変化は見られなかった。
■ アボカドを含まない中程度脂肪食を摂取した場合と比較したところ、アボカドの摂取は、血中の総コレステロール(TC)、LDL-C、トリグリセリド(TG)、HDL-Cの変化と相関関係にないことが分かった。

その他研究発表

アボカド摂取量と食後の代謝や血管病を示唆する指標との関連

アボカド果実が食後心血管代謝危険因子マーカーに及ぼす影響:
過体重および肥満の男女を対象とした無作為化対照用量反応試験
Britt Burton-Freeman、Eunyoung Park、Indika Edirisinghe

食事脂肪に対する正しい理解

食事脂肪に対する健康的アプローチ:消費者の混乱を防ぐための科学的知識の理解と活動の実施1,2
Ann G. Liu、Nikki A. Ford、Frank B. Hu、Kathleen M. Zelman、Dariush Mozaffarian、Penny M. Kris-Etherton