メキシコ産のアボカドの美味しさの秘密はアボカドの味の決め手となるオイルコンテンツの量です。メキシコ産アボカドは出荷前にこのオイルコンテンツ量を計測し、基準に満たしたアボカドだけが出荷されており他の産地と比べると含有量が高いため、メキシコ産のアボカドはクリーミーでねっとりとした濃厚食感があるのです。
また、オイルコンテンツは美味しさの決め手になるだけでなく、ヘルスベネフィットにも好影響をもたらします。このオイルコンテンツの殆どが体に良いとされる一価不飽和脂肪酸（オレイン酸）です。オレイン酸には、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らして、血中コレステロールを適正に保つ働きがあります。つまり生活習慣病の予防効果が期待できる「良質な脂質」なのです。

そして2つ目の理由は、「原産国のおいしさ」です。メキシコは世界最初のアボカド生産地と言われています。
肥沃な火山性の土壌、理想的な気候、何世紀にもわたる専門家の研究らで、メキシコはアボカドが年間を通して収穫できる世界で唯一の土地。そのためアボカド産業の技術や検査、栽培のノウハウなどが他国を圧倒し、一貫した品質、風味、サイズ、食感＝最高品質のアボカドが育つのです。

栄養価が高く、世界中で愛されているアボカドですが、なんとメキシコ産が世界シェアの30％以上を占めており、生産量はダントツの1位*。メキシコ産アボカド一年中収穫ができて、世界中の人々へ美味しさを届けてくれる、まさにメキシコが生んだ奇跡のフルーツなのです。アボカド大国メキシコで育ったアボカドは、メキシコ産ならではのはっきりと違いのわかる美味しさです。
* https://www.globalnote.jp/post-916.html

古代文明が栄えたメキシコにはユネスコ世界遺産が35件もあり、中でも7000年前からの伝統的な食文化は世界中から高い評価を得て、2010年に「ユネスコの無形文化遺産」に登録されました。 他のアボカド主要栽培国では、ほんの一部の料理が文化遺産に登録されているのみで、メキシコは「メキシコ料理」という料理全般が無形文化遺産なのです。つまり食文化そのものが豊かで「おいしい国」。メキシコ人の味覚感度は我々同様に繊細かつ高いかもしれません。このメキシコで栽培されたアボカドだからこそ美味しいのです。

いかがでしたか？ぜひ「極上のアボカドは、メキシコから」＝美味しいアボカドは原産国のメキシコ産、と、アボカドを買うときに思い出していただければ幸いです。

【関連記事】
メキシコ産アボカドについて
メキシコ産アボカドの選び方
メキシコ産アボカドの切り方・剥き方